Q&A
専攻科によくある質問を載せています。
不明な点は遠慮なくお問い合わせください。
■専攻科について
Q 「専攻科」とは、どんな学校ですか?
A 高等学校や大学などが、卒業後、さらに高度な専門技術を学ぶために設置している学校(課程)のことです。高等学校に併設されている専攻科がもっとも多く、全国に約130校あります。半数以上は看護系ですが、デザインに特化した専攻科は、埼玉県にある本校だけです。
Q 専門学校ですか?
A 専門学校ではありません。「専門学校」という名称が使える学校は、生徒の定員が40名以上であることが一つの条件になります。そのため、ほとんどは大規模な学校ですが、多くの専攻科は少人数教育を特徴としているため、小規模な学校がほとんどです。ただし、卒業後は短期大学や専門学校の卒業と同等の扱いになります。
Q コースとは何ですか?
A デザイン専攻科では、3つのデザインコースを設けています。
ビジュアルデザイン・・・広告やパッケージ、書籍など、印刷物のデザインを勉強します。
プロダクトデザイン・・・工業製品や建築・環境のデザインを勉強します。
ファッションデザイン・・・服飾全般のデザインを勉強します。
分かりやすく言うと、絵を描くことが好きな人はビジュアル、立体造形に興味のある人はプロダクト、和洋服に興味のある人はファッションを選ぶとよいでしょう。
■学校生活について
Q 学校は毎日ありますか?
A 全日制の課程ですので、基本的に平日は毎日授業があります。土日は休みですが、イベント(文化祭や作品展など)のときは登校日になります。
Q 働きながら通学することはできますか?
A 本校は15:20(月曜と水曜は16:20)まで授業をおこないますので、社会人という立場で通学することは難しいです。ただし、学業を優先したうえで、放課後にアルバイトをしている学生はいます。
Q 普通科の出身なのですが、勉強についていけますか?
A 出身高校や経験に関わらず、ゼロから丁寧に技術の指導をおこないます。また、学生30名に対して教員が18名おり、手厚くサポートしています。デザインを学ぶ意欲があれば、心配はございません。
Q デザイン関係への転職を考えています。経験はありませんが大丈夫でしょうか?
A 本人の学ぶ意欲があれば、心配はございません。社会人を経験された方は、その経験をぜひ勉強にも活かされることを期待しています。
■入試について
Q 埼玉県外に住んでいますが、受験はできますか?
A 志願者の事情により対応が異なりますので、お問い合わせください。
Q 実技試験はありますか?
A 実技試験は課していません。その代わりに、自分が制作した作品を1点持参していただき、口頭で発表をする「作品面接」をおこなっています。ものづくりに対する興味や関心などを見させていただきます。
Q 作品面接とは何ですか?
A 入試では、志願者が3年以内に制作した作品の実物を一つだけ持参してもらいます。その作品についてはじめに発表をしていただき、面接官からの質問に答えていただきます。持参する作品について不明な点は、お問い合わせください。
Q どんな作品を持っていけばいいですか?
A 作品面接で持参する作品は、デザインに関するものである必要はありません。過去の例では、油絵、水彩画、陶芸、版画、デッサン、イラスト、ポスター、コラージュ、洋服など、実に様々です。学校の授業で作ったものや、個人的に趣味で作っているもの、入試のために作ったものなど、また、作品のサイズも、本人が隠れるくらい大きなものから、手の平に乗るくらい小さなものまであります。作品についていろいろな質問をされますので、自分が自信をもって説明できる作品を持ってくるのがよいでしょう。
Q 友達とつくった作品でもいいですか?
A 複数の人でつくった作品(合作など)は、志願者がどこまで関わっているのかが分かりづらいため、認めていません。必ず本人が一人でつくったものにしてください。
Q 映像作品を見せたいのですが、パソコンを持参してもいいですか?
A 内容によりますので、事前に必ずお問い合わせください。ちなみに、試験会場のコンセントはすべて使用することができません。当日に不具合が生じて見ることができなかった場合は、「作品なし」という扱いになりますので注意してください。
Q 作品の実物が大きすぎるので、写真でもいいですか?
A 写真では詳細が分かりませんので、実物を持参してください。作品の大きさを評価するわけではないので、試験当日に一人で持ち運べる作品を持参してください。車で運んだり、誰かに手伝ってもらわないと運べないものは禁止とします。
Q 入試はコース別ですか?
A コースに関係なく、同じ内容で入試をおこないます。ただし、1年次からコース別の授業が始まるため、入学する前にコースを決めていただきます。
Q 20歳を超えていますが、入学はできますか?
A 受験資格を満たしていれば、年齢に制限はございません。社会人を経て入学してくる学生もいます。
■費用について
Q 1年間にかかる費用はどのくらいですか?
A 入学金や授業料等の総額は、1年間で約32万円です。2年間では約63万円と、とてもリーズナブルな金額になっています。詳しい内訳は、メニューにある「学費などの諸費用」のページをご覧ください。
Q 入学する前に払うお金はいくらですか?
A 他の学校ですと、入学前に入学金などを納めたり、入学を辞退しても返還されないことがありますが、本校は入学をした後に納めていただきますので、入学する前に入学金等を納めていただくことはありません。
Q 奨学金は受け取れますか?
A 本校は高等学校に併設されていますので、埼玉県の高等学校等奨学金制度(無利子)に申請することができます。入学一時金と月額奨学金の金額を選ぶことができ、無利子になります。また、ご家庭の事情により、減免制度に申請することもできます。
※家庭の経済状況等の審査がありますので、申請をすれば必ず受け取れるというものではありません。
Q デザインの用具を持っていない場合はどうしたらよいですか?
A 入学前に教材購入の斡旋をおこないますので、そこで専門的な用具はほとんど揃えることができます。また、授業で使う紙類などは学校でも販売していますし、より専門的な用具や高額なものについては無償で貸し出しもおこなっています。
■資格等について
Q 専門士の資格は取れますか?
A まず、専門士を「資格」と勘違いされることが多いのですが、これは「称号」になりますので、一般的な学位や資格とは別のものになります。本校では専門士の称号を付与しておりませんが、進路においては、専門士を持っている者と同等(短大卒業程度や大学への編入など)の扱いを受けます。
Q 入学後に取得できる資格はありますか?
A 学校としては、レタリング検定と色彩検定に取り組んでいます。在学中に2級以上を取得すると、各1単位の増加修得単位として認められます。全国平均よりも非常に高い合格率を誇っておりますので、ぜひチャレンジしてください。
■進路について
Q 就職ではどんな扱いになりますか?
A 短期大学や専門学校卒業と同等として扱われます。求人も、短大・専門卒を受けることができます。公務員試験の場合は、2種やⅡ類(短期大学や専門学校卒業程度)を受験することができます。
Q 大学に編入することはできますか?
A 本校は編入学の条件を満たしていますので、大学の3年次に編入が可能です。卒業生の中から編入学をして大学に進学した者もいます。本校に2年間在籍し、その後、大学に2年間在籍して所定の単位を修得することで、4年制大学を卒業することができます。専攻科の学費が2年間で約63万円ですので、4年間大学に通うよりも費用を抑えて卒業することができます。入試や認定単位、卒業要件などは受け入れる大学によって異なりますので、詳細は大学にお問い合わせください。